ー野の花ばなし

日本の生態系を護る仕事

生態系被害防止外来種について、先日ご紹介する機会がありました。
とても反響が大きかったので、こちらでもご紹介します。

この写真の花は「トキワツユクサ」です。
とても白くて小さくて可憐なお花のように見えますが、
決して柔な植物ではありません。

トキワツユクサは、江戸時代に日本に入ってきてそのまま
日本の土地で雑草化した「帰化植物」です。
そして、現在は「生態系被害防止外来種リスト」の中で
重点対策外来種と指定されています。

時々、山歩きや散策中に「この花きれいだわ。」と勝手に
自宅に持ち帰ってしまう人がいます。
これは、そこに生えていた貴重な植物を滅ぼしてしまう危険性もありますが、
もう一つが、このように日本の生態系に影響があるような植物を、
拡げてしまう可能性もあるのです。

今回は、「トキワツユクサ」をご紹介しましたが
「そんなに危険な植物とは知らなかった!」という反応もいただきました。
日本の風景・植物を守るためにも、どうぞ身近に見慣れない植物が
増えているな。と感じたら、調べてみることをお勧めします。

詳しくはnoteにも書いております。
ご興味ある方は、どうぞのぞいてみてください。

https://note.com/haco_garden_d/n/n167d60ba181c

1979年 鹿児島県出水郡長島町生まれ.大阪芸術大学 環境デザイン学科卒業。 個人住宅を主に扱う大阪市内の設計施工会社に入社。設計デザイン、現場管理と幅広く担当し暮らしの空間作りのアドバーザーとしての経験を積む。 住宅設計の中で、庭の暮らしへの役割や重要性に惹かれ、大手エクステリアメーカーへ移籍。関西・中部圏を中心にガーデンプランナーとしての経験を積む。 現在は、生まれ故郷鹿児島県の長島町にて、10数年のガーデンでの仕事の経験を活かしフリーランスのガーデンプランナーとして、個人及び企業向けのガーデンのデザインや、設計施工メンテナンスを手がける。 またガーデン等に関する講演活動、ガーデン関係のサイトの記事の監修、コラム記事執筆。プリザーブドフラワーアレンジ、その他ワークショップや教室講師等を中心に活動。 一級造園施工管理技士、一級土木施工管理技士、メディカルハーブセラピスト

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